9000万円減更改の巨人・阿部が来季抱える「2つの恐怖」

公開日: 更新日:

「2人に共通しているのは、年齢が30代後半に差しかかり、故障が絡んで出場機会が減少したこと。阿部の打率がリーグ最下位に沈んだのは、首を痛めた影響が大きいとされる。重労働の捕手だからケガが多いのは仕方ないといわれてきたけど、来季も故障するようなら言い訳はできない。36歳で開幕を迎える。『故障』と『衰え』との闘いでしょう」

 これまでは主将、捕手、主砲として一人何役もこなしてきた。それが一塁へ完全コンバートされる。「監督が3割30本と言ってくれたので、それが目標」としたが、「こういう選手にしてくれたのも捕手だったからと思っている」と言った。背負ってきた“重荷”を下ろし、残った肩書は主砲だけ。1年契約で臨む来季は「打撃の成績」だけで査定される。

「給料が上がるのを考えながら野球をやるわけではないけど、来年は数字を残したい」

 来季は「衰え」にあらがいながら、打ち続けるしかない待ったなしの状況。「3割30本塁打」という目標に近い成績が残せなければ、今度は問答無用の「大幅ダウン」が待っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動