9年ぶり日本復帰も…金満SBで囁かれる「松坂の飼い殺し」
「みなさんの期待も感じるし、それに応える自信もある。不安もあるがプレーしていく中で打ち消していけたらいい」
メジャーのメッツからFAとなりソフトバンク入りした松坂大輔(34)。入団会見ではこう語り、二刀流の日本ハム大谷との対戦を「楽しみにしている」とも言った。
かつては、日本のWBC連覇やレッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献も、ここ6年は2ケタ勝利がない。サビついた右腕にソフトバンクは3年総額12億円の超破格な条件を出して話がまとまったが、今の松坂に160キロ近い剛速球はない。体も太くなり、投げる際には右肘も下がる。日本に戻ってきたからといって、バッタバッタと三振は取れない。かといって、コースを丁寧に突いたり、変化球を駆使しての技巧派に変身もできない。それでも「補強は実績のある大物」が口癖の孫オーナーは、他球団が呆れるぐらいのカネを積んでこの右腕を獲った。
■大リーグで言えばヤンキース
ある球団OBは「この球団はカネも出すがドライです」といってこう続ける。