現時点でロースターには外野手が3人しかいない。ケガ人がひとりでも出れば出番は回ってくるものの、イエリッチは昨季21盗塁、打率2割8分4厘をマークしたリーグを代表する核弾頭、オズナは23本塁打とパンチ力がある。戦力自体盤石のうえ、ともに昨季が実質1年目。調停の権利を手にするのは来季以降だけに、どれだけ酷使しようと年俸は6000万円程度に抑えられる。オーナーの方針で2人をフル回転させるのは目に見えている。といってイチローが起用法への不満をあらわにしようものなら、あのオーナーだけに飼い殺しまである。
イチローが入団しようとしているのは、とんでもないオーナーの率いるチームなのだ。