リハビリ順調も…4年目迎えるダルにささやかれる「限界説」
右肘故障からの復活を目指すレンジャーズ・ダルビッシュ有(28)のリハビリが順調だ。
すでに本拠地アーリントンで自主トレを再開。23日にはファン感謝イベントに出席し「(痛めた)右肘に不安はなく、全てが順調。いつもと同じようにキャッチボールができている」と万全であるとアピールした。
今後は2月2日にもブルペンでの投球練習を再開。同21日から始まるバッテリー組のキャンプに備える。
ジェフ・バニスター監督は順調な回復ぶりを認めながらも開幕投手に指名するのは「時期尚早」としたが、過去の実績からダルが大役を務める可能性はある。
■松坂以来「日本人は3、4年目まで」
昨季、ア・リーグ西地区最下位に終わったレンジャーズの浮沈はダルのデキにもかかっているが、先行きは極めて不透明だ。実はメジャーでは「日本人投手の3年限界説」が定説となっているからだ。
この限界説がささやかれるようになったのは、レッドソックス・松坂大輔(現ソフトバンク)の例があるからだ。松坂は3年目の09年はWBCでMVPを受賞しながら、レギュラーシーズン開幕後は右肩の不調で4勝6敗に終わった。その後も、相次ぐ故障に見舞われて結果を残せなかったことから「日本人投手が活躍するのは3、4年目まで」との見方が定着したという。