14歳ペア優勝で200万円 卓球選手は年収「億」も夢じゃない
■学生にも賞金大会が
五輪の卓球は中国の独壇場だが、ワールドツアーでは日本勢がまずまずの健闘を見せている。昨季は男子シングルスの水谷隼(25)が4年ぶり2度目の優勝、女子シングルスでは石川佳純(21)が初制覇した。女子ダブルスでは14歳の中学生ペアの平野美宇、伊藤美誠が制し、日本勢初の快挙を成し遂げた。男子のエースである水谷は昨季、ワールドツアー7戦に出場し、優勝2回、準優勝2回など、いずれもベスト16以上に入った。ワールドツアーだけで約1500万円の賞金を稼いでいる。
日本の女子卓球界を牽引する福原愛(26)、石川クラスのトップ選手になれば賞金の他、卓球の各種イベント出演、企業のイメージキャラクターに起用されるなど、年収は億単位と推測されている。福原、石川ほどではないにしろ、日本代表クラスの選手は実業団に所属。それなりの待遇が保障されているが、学生にも賞金の出る大会がある。日本学生卓球連盟が主催する「全日本学生選抜卓球選手権大会」は、04年から男女ともシングルスのみ、優勝で15万円、準優勝8万円、3位で4万円、4位で2万円。ベスト8に残った選手には5000円が支給される。