西武のエース岸がアップ中にリタイア “球界記録”を更新?
歴代最短記録じゃないのか。12球団キャンプでリタイア第1号となったのは、あろうことか西武のエース、岸孝之(30)だった。
“事件”が起きたのは午前中。宿舎からバスに乗り、球場へ。到着すると準備してから、全体練習のランニング。続いて短距離走。ここまでは何事もなく順調だった。
ところが、「ストレッチで体をほぐして、さあキャッチボール」という段階で、まさかの背中痛。結局、岸はボールを握ることもなく、そのまま宿舎にUターンする羽目になった。
これには田辺監督も口をあんぐり。「大事の大事の大事を取った」と言葉を絞り出したがキャンプ初日の、しかもアップ中に3年連続開幕投手がほぼ決まっているエースが離脱なんて前代未聞だ。
キャンプが始まる前に感染性胃腸炎でぶっ倒れた中日の浜田、初日の朝にインフルエンザが発覚した楽天の塩見などはそもそも、キャンプ開始前。アップ中に離脱という岸の記録は、当分破られることはなさそうだ。