今季14勝予想のダル 気になる「緻密な新指揮官」との相性
MLB公式サイトが2日(日本時間3日)発表した選手のランキングでは日本人メジャーリーガートップの35位。同サイトは今季のダルを15勝9敗、防御率2.99、242奪三振で、2年ぶりの奪三振王になると予想した。
昨季は10勝7敗。勝ち星こそ3年連続2ケタに乗せたものの、登板はわずか22試合。右肘に違和感を訴えて8月13日に故障者リスト(DL)入り。その後、治療に専念した。チームが早々とプレーオフ争いから脱落したこともあり、ダニエルズGMの配慮で今季に備えた。
しかし、「肘の炎症はシーズン終盤に回復。投げようと思えば投げられたのに、ムリをしなかったのがダルらしいところじゃないですか」と、日本人特派員のひとりがこう言った。
「とりあえず2ケタ勝ったし、チームのプレーオフは絶望的。だったらさっさと翌シーズンに備えた方が得策というのがダルの思考です。すでにサイ・ヤング賞投票で1度2位に入っていて、今後の成績いかんで、早ければ来オフ、FAを取得しますからね。移籍するかどうかは別にして、平均約10億円の年俸を最低でも倍にしたいと考えているともいいます。そのためにも長期離脱は避けたいし、抜けるところは抜いておこうということでしょう」