孤独にじむ“元怪物”…ソフトB松坂大輔のキャンプに密着
かつての同僚・帆足からは突き放され…
■12:01 食堂でランチ
「メニューはいろいろです。おにぎり、いなり寿司、うどん、ラーメンとかですかね。その日によって食べるものは少し変えるようにはしています。おいしい? もちろんです。アメリカに比べれば、やっぱり食べるものはいいですよ。メッツ時代は(本拠地が)ニューヨークでしたから、日本食には困らなかったのですが、インディアンスの時が結構きつかったですね、食事面では。それに比べれば日本は食事管理がしやすいです」(松坂)
■12:40 トレーニングルームでバイクこぎとウエート
■13:30 紅白戦
登板予定がなかった松坂は試合開始直後からロッカーやトレーニングルームで体のケア。ときおり三塁側ベンチに足を運び、藤井打撃コーチや西武時代の同僚だった細川(35)と話し込んだ。選手やチームに関する情報収集をしていたらしい。
「キャンプインから10日以上が経ったとはいえ、まだチーム全員の顔と名前が一致してません。本人は早く覚えようと細川や帆足(35=前西武)を頼っているようですが……」(チーム関係者)
その帆足は「あえて厳しいことを言いますけど」と前置きしながらこう続けた。
「人間関係というのは基本的には自分で築くものですから。もちろん、助けはしますが、それ以上のことはあえてしない方がいいと思ってます。いくらメジャー帰りとはいえ、甘やかすことはしませんよ(笑い)。これから大輔が積極的に若手に声をかけていくことを願っています。その方がいい関係が築けると思うので。相手チームの選手のことを教える? 聞かれたらしますけど、それも僕の方から積極的にはしません。お互いプロですし、大輔が感じることと僕が感じることは違うかもしれないので」
■14:32 練習を終え宿舎へ
バスは午後2時から30分おきに球場を出発。各選手ともバスの時間に合わせロッカーを出るのが普通で、松坂は午後2時30分のバスに乗車。同じバスに乗る選手がひとりもいなかったため「貸し切り」状態だった。
■15:00 宿舎到着
ソフトバンクの宿舎は宮崎県内でも屈指のリゾートホテルのため、松坂の部屋もキングベッドやソファなどが備え付けられているだけでなく、オーシャンビューの眺望も抜群なんだとか。
「いまのところ大輔が別の選手の部屋に遊びに行ったりとかはあまりないようです。投げ込みなどで下半身が少し張っているようで、宿舎ではマッサージを含め、体のケアを入念にやっているみたい。たまに知人と食事に出かける以外、外に出ている気配はない。息抜きは休日のゴルフくらいでしょう」(チーム関係者)