ソフトバンク松坂を専門家がシビアに予想 「せいぜい6勝」
「15勝や20勝ができるか? それはちょっと厳しいかもしれない。西武時代の後輩ですし、頑張ってほしいですが……」
西武OBでスカパー・JスポーツのMLB中継解説者を務める三井浩二氏がこう言った。4年16億円ともいわれる破格の条件でソフトバンク入りする松坂大輔(34)には専門家のシビアな見方が多い。
9年ぶりに日本球界復帰が決まった松坂は西武時代、新人年の99年にいきなり16勝を挙げる鮮烈デビューを果たしてチームのエースとして君臨。04年アテネ五輪、06年WBCでは日本のエース格として活躍すると、06年オフにポスティングでメジャー移籍。1年目に15勝、2年目には18勝をマークした。
が、11年の右肘手術以降は3年でわずか7勝。今季は中継ぎに降格していた。日米通算164勝の実績はあっても、年俸4億円なら来季は少なくとも15勝以上はしないとワリに合わない。松坂は入団会見で「不安に思われるのは当然だが、来季が終わったころに、その心配はいらなかったと思われるように頑張りたい」と力強かったが、「かつての輝きを取り戻すのは難しい」という関係者は少なくないのだ。