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山崎裕之野球評論家

1946年12月22日、埼玉県生まれ。上尾高校時代には投手兼遊撃手として、1963年選抜高校野球に出場して注目を集め、東京オリオンズ(現ロッテ)に入団。3年目にレギュラーとなる。69年には打率.301を打ち、翌年は1チーム20ホームラン以上が5人という史上初の驚異打線の一員として大活躍。1979年に西武ライオンズ移籍後も、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得するなど、攻走守すべてにおいて活躍をみせた。引退後は野球解説者、野球評論家として活動している。

山崎裕之氏がソフトB工藤新監督に松坂の“見切り時”を直撃

公開日: 更新日:

【山崎裕之 2015キャンプ探訪】

 ホークスキャンプの話題を独占している松坂大輔(34)は、1年間フルに働けるのか? 恐らく工藤新監督が最も懸念している点を、ズバリ聞いた。

「松坂については今のところ、何も心配していません。本人は(スポーツ)新聞などで、『左足のステップが開く』とか『左肩の開きが早い』などと書かれているので、それを気にしながらフォームをチェックしている毎日です」

 首脳陣から調整法を任されているという松坂は10日、ブルペンで140球以上を投げ込んだ。久しぶりに、彼の投球をじっくり見た。

 直球は腕が振れているし、時折いい球もあるが、まだ球離れが早い。球の切れも横で投げている中田の方が上だ。

 気になったのはカーブやスライダーが多いこと。捕手の後ろから見ると、カーブの時は腕の振りが遅くなる。試合になっても同じなら、すぐに球種を見破られる。西武時代の松坂をよく知っているだけに、今の状態では「2ケタ勝利」には疑問符をつけざるを得ない。

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