山崎裕之氏がソフトB工藤新監督に松坂の“見切り時”を直撃
【山崎裕之 2015キャンプ探訪】
ホークスキャンプの話題を独占している松坂大輔(34)は、1年間フルに働けるのか? 恐らく工藤新監督が最も懸念している点を、ズバリ聞いた。
「松坂については今のところ、何も心配していません。本人は(スポーツ)新聞などで、『左足のステップが開く』とか『左肩の開きが早い』などと書かれているので、それを気にしながらフォームをチェックしている毎日です」
首脳陣から調整法を任されているという松坂は10日、ブルペンで140球以上を投げ込んだ。久しぶりに、彼の投球をじっくり見た。
直球は腕が振れているし、時折いい球もあるが、まだ球離れが早い。球の切れも横で投げている中田の方が上だ。
気になったのはカーブやスライダーが多いこと。捕手の後ろから見ると、カーブの時は腕の振りが遅くなる。試合になっても同じなら、すぐに球種を見破られる。西武時代の松坂をよく知っているだけに、今の状態では「2ケタ勝利」には疑問符をつけざるを得ない。