すべて本人尊重 広島黒田はSB松坂以上の“超VIP待遇”
■単独行動にも応じる構え
3月に予定されているオープン戦での登板予定も松坂が監督、コーチらと話し合いをしながら決めるのに対し、黒田は自身の体調、今後の体の仕上がり具合による「自己申告」。イニング数や球数も自由に決めていいのだとか。
シーズンも同様で、すでに首脳陣は黒田の年齢や疲労を考慮して、開幕から1、2カ月間は「中6日」のローテーションを守らせる方針を打ち出している。畝投手コーチも「黒田にとっては久しぶりの日本。肩の回復力などを考えれば、登板間の調整をしやすいよう中6日で固定して回していくのがベスト」と明言しているだけに、「黒田中心ローテ」が組まれることになる。
シーズン中の「移動」も本人から要望があれば、基本的には認められていない敵地での「日曜日デーゲーム直後の単独移動」にも応じる構えというから、もはやルールはないと言ってもいい。
チームの練習が休みだったこの日、黒田は宿舎到着からわずか45分後にはトレーニングウエアに着替えて球場に足を運び、球団スタッフとキャッチボールや遠投などで汗を流した。