昼は丸、夜は菊池 広島・鈴木誠也が“師匠”を使い分ける理由

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 こんな後輩に菊池も目を細める。

「誠也は漢字も英語もからっきしだけど、“野球頭”だけはある。自分に何が足りないかを考えて丸と練習した。あいつがレギュラーに定着できたらオレもうれしいですから」

 永田コーチが言う。

「振ることと見ることは紙一重。そんなことを気にするほど、去年試合に出ていないでしょう。振るという誠也の長所が消えてしまうかもしれない。でも、自分で考えてオフが過ごせるのは悪いことじゃない。誠也は打撃だけでなく、肩と足も一級品。競争に勝ってという条件がつくけど、もし1年を通じて試合に出られればゴールデングラブ賞だって狙える。走攻守において、それだけのモノを持っています」

「昼は丸」「夜は菊池」の2人の師匠を持つ20歳が、24年ぶりの優勝のキーマンになる。

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