イチローが新天地マーリンズで“ベテラン扱い”きっぱり拒否
「(ナインは)みんな23歳とか25歳の選手が多くて、とりあえずバットが杖に見えないように頑張ります」――。
マーリンズ・イチロー(41)が独特の表現で新天地での意気込みを口にした。
マーリンズの野手組が24日(日本時間25日)、フロリダ州ジュピターでキャンプイン。今季メジャー15年目を迎えるベテラン外野手はオリックス時代から慣れ親しんだ背番号「51」のユニホームに身を包み始動。フリー打撃では首脳陣や同僚選手が見守る中、鋭い当たりを連発し、かつての安打製造機の片鱗をアピールした。
今季はメジャー屈指の外野陣といわれる左翼イエリッチ(23)、中堅オズナ(23)、右翼スタントン(25)に次ぐ「4人目の外野手」の位置付けだ。現時点では出場機会が限られるが「もちろん、(役割は)この時点では受け入れている。でも、去年(のヤンキースでは)5番目でしたから。それよりもずっといいです」と努めて前向きに話した。
今年の10月で42歳。投手陣も含めてチーム内最年長で、マイク・レドモンド監督(43)とは2歳しか離れていない。米メディアから年齢について問われると、「皆さんから確かに、年寄り扱いされるけど」としながらも、「でも、僕は若手グループに交ぜて欲しい。自分では若いと思っているし、彼らと同じグループに入れてもらいたい」とベテランとしての扱いをキッパリと拒否した。