「4人目外野手」イチロー マーリンズで出場増確実の裏事情
キャンプインから、やけにテンションが高いのがイチロー(41=マーリンズ)だ。マリナーズからヤンキースに移籍した直後は無精ひげをそり、きちんと帽子をかぶって優等生発言を連発している。
報道陣に背を向けてしゃべっていたマリナーズ時代を知る記者からは「あれはイチローじゃなくてジロー」という声も上がったものの、今回は「ジロー」どころじゃない。
全体練習中にチームメートと談笑。20代の中南米出身選手たちとスペイン語でコミュニケーションを取り、練習後の会見では「23歳とか25歳の選手が多い。バットが杖に見えないように頑張ります」「年寄り扱いされるけど、若手グループに交ぜて欲しい。自分では若いと思ってるし、彼らと同じグループに入れてもらいたい」などと殊勝に、しかし、ちゃめっ気タップリに言った。ナインどころかメディアにもリップサービスした。
その表情と言動の変化は、新天地での起用法と無関係ではない。「4人目の外野手」の位置付けについて本人が「去年5人目でしたから。それよりもずっといいです」と話すように、マーリンズでは出場機会が増える可能性が高いのだ。