ハリル氏契約期間は2年半 協会が画策する「アギーレ再登板」

公開日: 更新日:

 八百長疑惑の嫌疑を掛けられていたアギーレ前監督は、スペイン当局が出した告発状を裁判所が受理したことを受け、2月3日に日本サッカー協会から解任された。

 欧州では、「告発状受理は本格的な捜査が始まるという意味」だが、日本では「限りなくクロに近い」と捉えられる。日本代表を支える有力スポンサー企業から「灰色の段階でもクビにしてほしい。受理されたら引導を渡してくれ!」と強大なプレッシャーを掛けられていたとはいえ、正式受理が分かると即座に解任に踏み切った。サッカー協会内で「あの昼あんどんの大仁会長にしては素早い対応だった」と話題になったほどである。

「大仁会長が容赦なくクビを切り、『ワタシは絶対に八百長に関わっていない!』と断言していたアギーレ氏が、何の抵抗もせずに解任を受け入れたことに違和感を持った人も少なくなかった。協会周辺では、『いまだに大仁会長と原専務理事、技術委員会の霜田正浩委員長の3人はアギーレ氏の指揮官としての能力、人柄を高く評価している』ともっぱらで、『3人はアッと驚く腹案を持っている』という人もいます。それが、1年半から2年後をメドにアギーレ氏の八百長問題が無実で決着した場合、彼を再登板させるというものです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動