トルコでは億超え選手も…日本バレーボール界の寂しい年俸
昨年4月にバレーボール専門サイト「バレーウッド」(電子版)が報じた女子選手の年俸ランキングによれば、最高給取りはロシア代表エーススパイカーのエカテリーナ・ガモア(34=ディナモ・カザン)。年俸は137万1700ドル(約1億6000万円)。ガモアは複数の企業のイメージキャラクターを務めているため副収入と合わせて年間で3億円近くを稼いでいるという。
高給取りが揃うのはトルコリーグだ。ロンドン五輪MVPで韓国代表の金軟景(27=フェネルバフチェ)が年俸109万7360ドル(約1億3100万円)、アルゼンチン代表のカロリーナ・コスタグランデ(34=ワクフバンク)ら、年俸ランキングでは2位から9位までをトルコリーグの選手が占めている。
同リーグは欧州各国に試合の放映権を販売し、各チームもスポンサー収入で潤っているため、世界のトップクラスの女子選手を好条件で獲得している。
このリーグでは木村沙織(28=現東レ)がワクフバンク(12~13年)、ガラタサライ(13~14年)の2チームでプレー。当時の地元メディアなどの報道によれば、年俸は112万4340ドル(現在のレートで約1億3400万円)だった。トルコリーグ参戦時、木村はトルコ航空や寝具メーカーなど複数の企業とスポンサー契約しており、総収入は2億円を超えていたといわれている。