錦織は「どうでもいい」…世界4位で大騒ぎするメディアの愚
「世界ランク4位は95年11月にクルム伊達が記録した日本最高位に並ぶもの。男子のテニス界は長年、ジョコビッチ、フェデラー、ナダル、マリーのいわゆる『ビッグ4』が君臨し、過去5年でこの4人以外でランク4位以内に入ったのは2人しかいない。快挙と騒ぎたいのは分かりますが、世界ランキングは過去52週間に出場した大会のうち上位18大会のポイントを累積して算出されるもので、毎週変動します。それを維持すれば選手の実力を測るひとつの目安にはなるものの、当たり前ですが選手はいちいち毎週のランキングに一喜一憂するなんてことはない。錦織本人が言っている<本当に申し訳ないけど、どうも思っていない。どうせ上がるし下がるもの>というのはまさに本音。自身のブログでも、ランキングを<ディフェンド(守る)するとかしないとかどうでもいいこと>と書いています」
錦織が目指しているのはあくまで、4大大会制覇であり、世界のトップである。週替わりの一時的な順位は目的にも目標にもならず、もちろんそんなもので「ビッグ4」に肩を並べたとも思っていないだろう。
■ビッグ4との間には大きな差