錦織は「どうでもいい」…世界4位で大騒ぎするメディアの愚

公開日: 更新日:

「世界ランク4位は95年11月にクルム伊達が記録した日本最高位に並ぶもの。男子のテニス界は長年、ジョコビッチ、フェデラー、ナダル、マリーのいわゆる『ビッグ4』が君臨し、過去5年でこの4人以外でランク4位以内に入ったのは2人しかいない。快挙と騒ぎたいのは分かりますが、世界ランキングは過去52週間に出場した大会のうち上位18大会のポイントを累積して算出されるもので、毎週変動します。それを維持すれば選手の実力を測るひとつの目安にはなるものの、当たり前ですが選手はいちいち毎週のランキングに一喜一憂するなんてことはない。錦織本人が言っている<本当に申し訳ないけど、どうも思っていない。どうせ上がるし下がるもの>というのはまさに本音。自身のブログでも、ランキングを<ディフェンド(守る)するとかしないとかどうでもいいこと>と書いています」

 錦織が目指しているのはあくまで、4大大会制覇であり、世界のトップである。週替わりの一時的な順位は目的にも目標にもならず、もちろんそんなもので「ビッグ4」に肩を並べたとも思っていないだろう。


■ビッグ4との間には大きな差

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動