急成長ゆえの“難敵” 錦織圭を待ち受ける「抜き打ちドーピング」

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 全豪オープンに出場している錦織圭(25)は昨26日の4回戦で世界ランク10位の強豪フェレール(32=スペイン)を相手にストレート勝ち。ワウリンカ(29=スイス)と対戦する準々決勝(28日)にコマを進めた。

 錦織の悲願ともいえるグランドスラム制覇まではまだ難敵揃いとはいえ、昨年9月の全米オープン(準優勝)に次ぐ、4大大会でのベスト8は想像以上に「価値」がある。

 今季初のグランドスラムでベスト8に進出したことで、今大会だけで360ポイント以上を獲得することが決まった。これはATP(男子プロテニス協会)の主催する「ツアー500」(優勝時に500ポイント獲得できる大会)の準優勝選手や「ツアー250」(同250ポイント)の優勝者に与えられる以上のポイント数だ。

 昨季は全豪で4回戦負けするなど、シーズン序盤に出遅れ、思うようにポイントを稼ぐことができなかった。初めてツアーファイナルには出場したものの、ツアー終盤に上位に進出して多くのポイントを稼がなければならない状況に追いこまれた。

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