スタメン初実戦も イチローが新天地で強いられる“他力本願”
マーリンズ・イチロー(41)が新天地で実戦デビューを果たした。
3日(日本時間4日)のマイアミ大学との練習試合に「6番・右翼」でスタメン出場。二回無死一塁からフルカウントまで粘った末に四球で出塁した。一度もバットを振らず、1打席のみの限定出場だったため、三回の守備で退いた。この日は正右翼手のスタントン(25)がDHに入り、代わってイチローが本職の右翼に入った。
指揮官は「4人目の外野手」であるイチローの起用法について「毎日でも使う方法はある。幸いなことにナ・リーグは(投手の)代打も利用できるから」と積極的に出場機会を与えると話す。
イチロー本人もキャンプ初日に4人目の外野手の位置付けについて「自分の立場は理解しているし、受け入れている。ただ、昨年は5番目の外野手だった。どうなるか楽しみですね」と143試合に出場した昨季を引き合いに出して定位置取りに自信を見せているものの、現実は厳しい。
スタントンの他、左翼イエリッチ(23)、中堅オズナ(24)の外野陣はメジャー屈指。攻撃面でも打線の核を担っており、欠くことのできない存在だからだ。