スタメン初実戦も イチローが新天地で強いられる“他力本願”
レドモンド監督はア・リーグ本拠地での交流戦で、12年に手術した右膝に不安があるスタントンをDHに据え、イチローを右翼で起用する構想を明かしている。それでも今季のアの本拠地での交流戦は、わずか10試合。スタントンの契約にはMVPやシルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞などの表彰ボーナスが盛り込まれている。古傷の状態が万全であれば休養は最小限にとどめたいはずで、イチローに簡単にポジションを明け渡すはずがない。昨季終盤、顔面に死球を受けて離脱したスタントンは地元メディアに「今季は極力、休まずに10月までプレーしたい」と話している。
イチローはどんなに少ないチャンスを生かしてアピールに努めたところで、出番は主力の故障、大きな不調待ちに限られるということだ。