初登板でハッキリ SB松坂の「3年12億円」はムダ金になる

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 古傷が再発したのであれば今後は絶望的。トラウマになっているとしても事態は深刻だ。

■松坂が求めた「年数より年俸単価」

 ソフトバンクはそんな松坂と3年12億円もの大型契約を結んだのだからビックリだ。
 ソフトバンクの孫正義オーナーは「補強選手を取るなら名前のある大物」というのが口癖だという。松坂は、WBC日本代表のエースとして連覇に貢献。レッドソックス1年目の07年にはワールドシリーズを制覇。日米での実績は十分で、客も呼べる選手だ。それにしても、右肘にメスを入れた11年以降はサッパリ。

「1年間フルに投げられるかもわからない34歳の投手に、3年12億円+出来高という契約は考えられない」と、在京球団幹部は呆れ顔で言うのだが、「実はソフトバンクは4年契約を結ぶはずだった」と、ある球界OBがこう続ける。

「ソフトは当初、巨人との争奪戦を考え松坂に4年契約を提示したのです。でも、松坂は、3年契約でいいので、年俸単価を上げて欲しいと言って、1年4億ベース+出来高の3年契約になった。松坂はこの間、巨人とも交渉していた。提示された金額を見て増額を求めたが、巨人はあっさり交渉から降りたようです」

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