“おしゃべり”白鵬のだんまりが日本人に優勝チャンスの理由
ある協会関係者は「いつまで我慢できるやら」とこう言う。
「舌禍騒動前の白鵬はしゃべりたがりでしたからね。特に高説をぶつのが好き。それだけに騒動とは関係ない、相撲の質問には答えたいはずですよ。意地を張り続ければストレスがたまる。白鵬は立ち上がりが悪く、毎場所5日目くらいまでは不安定な相撲が多い。その間に負ければズルズルと黒星を重ねがちです。そんな時期に余計なストレスを抱えては、肝心の相撲にも影響が出かねない。白鵬は余裕がない時ほど引き、はたきを連発して、自滅することも珍しくない」
つまり、他の力士たちにとって白鵬が意地を張っている今場所こそ優勝のチャンス。中でも06年の栃東(現玉ノ井親方)以来、賜杯とは無縁の日本出身力士にとっては汚名を返上する機会だ。
初日からコケた稀勢の里は一歩後退としても、今場所こそ日本人力士が賜杯を抱く姿が見られるか。