白鵬の審判批判に政治家が「風格を」と苦言する“笑止千万”
「大横綱として、ふさわしい風格を身に付けてもらいたい」
27日、国会内で記者団の質問にこう答えたのは、自民党の高村正彦副総裁。
初場所で歴代最多優勝を達成した白鵬が、13日目に取り直しとなった一番を振り返り、「子供が見てもわかる」と審判部を批判した問題で、横審の委員を務める同副総裁は「(批判を)しない方が良かった」と苦言を呈したのだ。
横審では白鵬の発言を受けて、内山斉委員長(読売新聞グループ顧問)が「未熟さをさらけ出した。反省すべきは横綱本人」と断じていた。29日にも師匠の宮城野親方を事情聴取して、厳重注意を与えるとみられている。
会見で白鵬は審判批判のみならず、「肌の色は関係ない」と人種差別についても口にした。朝まで祝杯を挙げて会見は1時間も遅刻。酒が残っていたのか暴言を吐いた大横綱には、相撲ファンからも「品がない」という批判の声も少なくない。
強ければ何を言ってもいい、というような傲慢な態度は決してほめられたものではないが、政治家に風格だの品格だのと言われちゃ、白鵬も苦笑いしているのではないか。