大田と沢村も故障で「原プラン」崩壊 巨人は結局“阿部依存”
――原監督は「4番がいない」と嘆いている。お鉢が回ってくるかもしれない。
「ないない。絶対ないでしょ!」
――現状を考えれば「絶対」とは言えないのでは?
「まあ、そうですけど、もし4番を打つなら、もう打ってるんじゃないですかね。今ないんだから、ないってことですよ」
――阿部が一軍合流間近。それなら、誰が打てばいいのか?
「(阿部が)4番なんじゃないですか」
原監督は「今年は阿部らに頼らないチームをつくる」と口を酸っぱくして言ってきた。沖縄キャンプで故障した際には「ここでけがをしているようでは……。これまで同様に彼(阿部)を頼みにすることは、得策でないと言わざるを得ません」と公式ホームページで発表もしていた。しかし、「そうは言っても阿部さんのチーム。阿部さんが打てば勝つし、不振ならムードは沈滞する」と漏らす選手がいるのが現実。オープン戦で貧打が続く現状に、チーム内に“阿部依存”の空気が充満し始めているのだ。
左腕エースの内海も故障で開幕には間に合わない見込み。主力がケガでどんどんいなくなっていく――。原監督の構想は、もう崩壊している。