春のセンバツ完全予想 1回戦で「残る高校」「散る高校」
21日に開幕するセンバツは、昨秋の明治神宮大会を制した仙台育英が東北勢初の甲子園優勝を狙う。前回Vの龍谷大平安、昨夏の覇者・大阪桐蔭、明治神宮大会準優勝で一昨年の優勝校・浦和学院らの強豪校も顔を揃える1回戦全16試合の行方を占った。
■第1日
第1試合は昨夏甲子園8強の八戸学院光星が九州大会優勝の九州学院との開幕戦を制す。第2試合は大阪桐蔭が東海大菅生を下す。東海大菅生の投打の軸・勝俣はプロ注目だが相手が悪かった。第3試合は試合巧者の常総学院が米子北を倒す。
■第2日
第1試合は2年連続の今治西が21世紀枠で53年ぶりの桐蔭を下す。今治西は昨秋の四国大会で明徳義塾に逆転勝ちした粘りが光る。第2試合はチーム打率ナンバーワンの・419を誇る静岡が近畿2位の立命館宇治を倒す。
第3試合は木更津総合が岡山理大付に勝つ。スポーツライターの美山和也氏はこう分析する。
「木更津総合の早川、鈴木の左右2枚看板がいい。特に左腕の早川は背番号10だが、昨秋8試合36イニングで防御率0.00。スリークオーター気味のフォームから直球で緩急をつけたり、キレのいい変化球を投げる。これまでの対戦校に聞くと、『スライダーが見たことのない軌道で曲がる。球の出どころが見づらくてタイミングが取れない』と脱帽していた。カブスの和田毅タイプ。今大会注目の左腕です」