ソフトバンクの「ベンチ漏れ」投手陣に阪神が“垂涎”の理由
「投手が狙い目だよな」
某球団の編成がソフトバンクについてこう言っている。
「いくら投手は何人いてもいい、とは言っても、特に先発投手はうなるほどいるからね。開幕投手の摂津をはじめ、松坂、スタンリッジ、大隣がいて、飯田、武田という若手も芽が出てきた。中堅どころの大場、巽なんて一軍で出番があるかどうかもあやしいくらい。その大場、巽あたりを狙っている球団はウチを含めて少なくない。中でも阪神が熱心だと聞いているよ」
阪神といえば、メッセンジャー、能見、藤浪、岩田の4人の開幕ローテ入りが決定的。5、6番手の椅子をめぐって、2年目の岩崎、若手の岩本、新人の石崎(新日鉄住金鹿島)もアピール中だ。
「ただ、この先発4人衆以外はこれという実績はないし、中継ぎの福原が故障するなど、リリーフも手薄だ。昨季のチーム防御率はリーグ5位の3.88と低迷したこともあり、球団創設80周年で是が非でも優勝したい球団としては、特に投手陣の強化に力を入れているのです」(マスコミ関係者)