“札付き”の医師が手術回避 順調マー君につきまとう再発不安
右肘靱帯部分断裂からの完全復活を目指すヤンキース・田中将大(26)が18日(日本時間19日)のブレーブス戦に登板。オープン戦の2度目のマウンドは3回3分の2を投げ、2安打無失点、3奪三振、無四球だった。
初回は2者連続三振に仕留めるなど、3者凡退で切り抜ける。二回には1死から5番ピアジンスキーに中前打されたが、続くシモンズを沈む変化球で遊撃への併殺打に仕留める。その後もテンポ良く打ち取ったが、四回2死から3番フリーマンに右越えの二塁打を許し、予定の45球に達して降板した。
ここまでは右肘の不安を感じさせず、順調な仕上がりを披露しているものの、この先も同様にいくと見るのは早計だ。
田中は昨年7月にPRP(多血小板血漿)療法を受けて手術を回避した。今回、レンジャーズ・ダルビッシュ有も診察を受けたメッツのチームドクターであるデービッド・アルチェック氏にセカンドオピニオンを仰いで最終的に保存療法を選択した。当初の予定通り、6週間で実戦復帰を果たしたとはいえ、アルチェック氏の診断は100%ではなかった。