2年目石川亮もロッテに揺さぶられ…日ハムが深刻“捕手難”

公開日: 更新日:

 開幕してまだ2カード目にもかかわらず、日本ハムが「窮地」に立たされている。シーズン前から不安視されていた捕手不足がいよいよ深刻になってきたからだ。

 チームの正捕手・大野奨太(28)は昨季痛めた右ヒジ痛からの回復が遅れ、現在二軍調整中。第2捕手の市川友也(29)も昨年末に受けたヘルニア手術リハビリと右足ふくらはぎ痛で復帰のメドは立っていない。

 開幕カードでは昨季捕手から三塁に転向した近藤健介(21)を起用したものの、コンバートのきっかけにもなったイップスが再発した。

 31日のロッテ戦はプロ2年目で昨季1試合しか出場経験のない石川亮(19)が先発マスクをかぶり、ロッテ打線にいいようにかき回された。日本ハムOBが言う。

「石川は強肩に加え強気のリードが持ち味なのですが、一軍レベルとなるとまだまだ。特にリード面では先発陣の信頼を得ていません。この日のように連打を浴び、塁上の走者にかき回されてしまうとパニックになるのか、歯止めがきかないのです。かといって送球イップスに悩む近藤は、足を使って揺さぶってくるロッテのようなチームとの対戦では使えません。ベンチにはコーチ兼任の中嶋(聡=46)もいるとはいえ、衰えもあって先発マスクはムリですからね」

 試合後の栗山監督は先発マスクをかぶった石川について「われわれももっとやれることがあっただろうし……。次に生かせるように頑張ってもらいたい」と言ったが、捕手難は当分、解消されそうもない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動