4勝1敗首位快走の阪神 「梅野と松田は課題多い」とOB指摘

公開日: 更新日:

「守護神の呉昇桓はこの日もピンチを招くなど、本来の調子にない。『育成』や『スカウティング』の象徴として開幕一軍入りした育成出身左腕の島本、新人外野手の江越(駒大)の2人は接戦続きで起用する機会がない。和田監督の心配の種だと思う」とは、チーム関係者の弁。

 開幕からスタメンに抜擢され、将来の正捕手候補として嘱望されている2年目の梅野も、リード面で課題が少なくない。阪神OBの評論家・福間納氏が言う。

「梅野は走者が出た時にリードが単調になりがち。ヤクルトとの2試合でも、ストレートを要求しすぎる傾向がある。八回から登板した松田はストレートが武器だとはいえ、15球中14球がストレート。初戦の五回にも、2死二、三塁から畠山に初球のストレートを痛打された。ヤクルト打線は初球からガンガン打ってくる打者が多いわけだし、常に勝負にいっているような配球だから投手も苦しくなる。オーソドックスに、ボール球から入って様子見をするとか、工夫があってしかるべきです」

 チームが勝っている時に梅野がどれだけ勉強し、問題点を解消できるか。長いペナントレースはツキだけでは優勝に届かない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…