左打席でさっぱり…西岡が阪神打線の“ブレーキ”になる恐れ

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 阪神は1点を追う九回2死一、二塁でマートンが二ゴロに倒れてゲームセット。開幕からの連勝は3でストップしたが、最終回はヤクルトファンをハラハラさせた。

 1番鳥谷が大引の悪送球で出塁。2番上本が犠打で送り、一発出れば逆転の場面。ここで打席に向かったのは、初回にヤクルト先発・成瀬から右打席で先制3ランを放っている西岡だ。しかし西岡は内角の変化球にタイミングが合わず遊ゴロ。左打席では、鋭い打球を飛ばす右打席とはまるで別人だった。

 ロッテ時代は3割を3度マークした巧打のスイッチヒッターは、10年には.346の高打率で首位打者に輝いた。この年は打数が2.5倍以上もある左で.329も打っている。

 メジャーの2年間は度外視して、阪神入りした13年の数字を見ると122試合、打率.290。右.315に対し左は.280と落ちる。今季4試合の打率は.250。右ではホームランも打ち7打数3安打(.428)。一方の左は9打数1安打(.011)とサッパリだ。

 ある阪神OBは「今の左打席のスイングは明らかにおかしい」と言ってこう続ける。

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