別の箇所を故障か? ソフトB松坂の「復帰未定」が呼ぶ波紋

公開日: 更新日:

 再び投げられる日が来るのか。

 2日、ソフトバンク松坂大輔(34)が工藤監督と面談。「投げた後の疲労がいつもより長い」(松坂)と、右肩疲労のため無期限のノースロー調整に入ることを明らかにした。

 しかし、気がかりなのが「疲労」という言葉だ。インフルエンザが快癒してから、松坂がブルペンに入ったのは3月29日の一度だけ。本当に疲労なのか。

 球団OBは「古傷を再び痛めたのかもしれない」と言う。松坂はレッドソックス時代の09年、球団の反対を押し切ってWBCに出場。その過程で股関節を痛めた。理由が理由だけに球団には言えず、患部をかばいながらプレーしていたら右肩、次いで右ヒジをケガ。11年に右ヒジのトミー・ジョン手術をするに至った。

「松坂はキャンプから、左足を深く踏み込むフォームに取り組んでいた。それが3月4日の甲子園でのオープン戦は、股関節をかばうように上体頼みのフォームで投げていましたからね。松坂は3年12億円でソフトバンクに入団。縁もゆかりもない球団を選んだことで『結局、カネか』という非難も出た。それは松坂も先刻承知。だからこそ、重圧をはねのけるためにもメジャーよりハードな日本のキャンプで汗を流してきた。再び古傷を痛め、かばっているうちに肩まで故障したとしてもおかしくはない」(球団OB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動