中日に3連敗の巨人 「“新成”なら若い選手使え」とOBバッサリ
「ベンチが我慢をしなければ、育つものも育たない。あれだけ、新成を喧伝していたのだから、結果に目をつぶっても最初はフレッシュな選手を使って、巨人は変わったなというものを見せて欲しかった。下からの突き上げがなく、ベンチも結局は実績、経験優先だからレギュラー陣には危機感がない。簡単にボール球に手を出すなど実に淡泊な野手陣の打撃、スイングを見ていると、そう思わざるを得ません」
■原監督は“言行不一致”
巨人はこの日も敗れて中日に3連敗。2カードを終えて最下位に転落した。なんとか1点を返してなおも2死二、三塁とした最終回の好機に、5番の村田が二ゴロに倒れて試合は終わった。この日は2安打していたものの、最後の決定的な場面で撫でるような気のないスイング。巨人ナインの覇気のなさを象徴していたが、さる球団関係者が最後にこう言った。
「この日、捕手の相川が右足を痛めて途中交代した。離脱となれば、原監督の選択肢にはなんと阿部の捕手復帰が入っているようです」
阿部は、原監督と本人の強い決意で正捕手を離れて一塁へのコンバートが決まったはずだった。指揮官は「慎之助がマスクをかぶることは99%ない」と言っていたにもかかわらず、たった6試合でそれを撤回しては、今季のチームづくりの根幹を自ら揺るがす事態。原監督の言行不一致、ここに極まれりである。