チェルシーがオファーの武藤 即レンタル濃厚もう一つの理由
FC東京FW武藤嘉紀(22)の英プレミアリーグのチェルシー移籍が明らかになると、海外メディアも「チェルシーのモウリーニョ監督が欲しがった」「ハリルホジッチ日本代表でも確たる地位をキープしている選手」といった記事を掲載した。
武藤本人は「まだ行くかどうか、決めていません」とコメント。「日本代表DF長友佑都が所属するセリエAインテルが移籍金も提示してオファー」と書いたスポーツ紙もあったが、正式オファーはチェルシーだけ。関係者によれば「チェルシー、FC東京、武藤の三者が移籍に合意済み。6月27日のJ1前期最終17節・清水戦が終わるとすぐに渡英する」段取りになっている。
もっとも、武藤はチェルシーの本拠地ロンドンに向かい、新スポンサーの横浜ゴムのロゴの入ったユニホームを着て入団会見を行った後、オランダに向けて出発する。
「チェルシーには完全移籍で加入するが、実は英での労働許可証がおりない可能性が高い」とサッカージャーナリストが続ける。
「欧州の中で英ほどEU圏外からの移籍が難しい国はありません。直近2年間の代表試合の75%以上に出場という規約があり、昨年9月に代表デビューした武藤は、この規約に抵触するので労働許可証の取得が難しいのです」