マー君も昨季経験 今季絶望のダルに課せられる“重要任務”
右肘のトミー・ジョン(腱の修復)手術を受けたレンジャーズ・ダルビッシュ有(28)が今季は「セールスマン」を務めるという。
術後のリハビリは予定通りにこなしており、8日に更新した自身のツイッターで「手術してから約3週間経ちましたが、今のところかなり順調に来ています。(肘の)曲げ伸ばしもだいぶ可動域が出てきています」と経過を報告した。
今季中の復帰は絶望的とはいえ、今やチームの顔。リハビリだけに専念できるわけではない。シーズン中はファンサービスに駆り出されるからだ。
エースの故障というアクシデントを想定していなかった今季のレンジャーズは、早々とダルを使ったさまざまなプロモーション活動を予定した。8、9月には先着15000人にグッズが配布されるなど「ダル・デー」が設けられており、手術をしても予定に変更はない。中でも、9月29日のタイガース戦では新たに作成したダル人形の配布が決まっており、これらで球団は集客増を見込んでいる。当日に本人不在ではファンに格好がつかない。球団は患部の大幅な回復が見込まれる8、9月にもグッズを配布するなど、ファンと直接、触れあうさまざまな機会を設けることを検討しているという。