広島マエケンに援護なし 「投手陣に焦り出る」と元コーチ懸念
マエケンは以前からメジャー願望が強く、今オフも入札制度によるメジャー挑戦を視野に入れているといわれている。昨オフも球団に直訴するも、松田オーナーは「2年連続で3位に終わり、来季優勝を目指す上で戦力として欠かせない。ファンの後押しがある形で挑戦してほしい」と発言。メジャー挑戦はひとまず、おあずけとなった。
今季は黒田が復帰するなど、例年にない大型補強を敢行。生え抜きの若手、中堅が台頭しつつある広島は優勝の大チャンスとみられた。無事に優勝を果たせば、ファンも応援してくれるはずで、球団も快く送り出すだろう。
マエケンもチームのために必死に投げているわけだが、自らに勝ちがつかないばかりか、チームは7勝13敗の最下位に低迷。開幕したばかりとはいえ、これで投手が我慢できなくなって崩れようものなら、チームはガタガタになる。今年これだけ準備して優勝できなかったら、この先いつになるかわからない。
マエケンのメジャー挑戦は、海外FA権を取得する2年後の17年オフまで待つしかないか。