泥沼7連敗で最下位独走 広島は“三重苦”でチームヘトヘト
広島が7日の巨人戦も競り負け、泥沼の7連敗となった。2勝8敗でセの借金を独り占め。最下位独走態勢に入った。
緒方監督がこの日、1番に入れた菊池の左前打から初回に幸先良く1点を先制したまでは良かった。だが、追加点が奪えない。先発の大瀬良は、八回まで3安打無失点の好投。完封勝利目前の九回に暗転した。左翼に守備固めで入った天谷が目測を誤り落球(記録は二塁打)。ここから同点に追いつかれ、140球を投げた大瀬良は無念の降板となった。
延長十一回、1死二塁で三遊間の当たりを好捕した遊撃・田中が三塁へ悪送球。勝ち越し点を奪われジ・エンド。広島にとってはまさに悪夢。一方、5割復帰となった巨人の原監督は「九回の井端の同点打は大きかった? 2点しか取っていないんだから全てが大きいよ」とホクホク顔だった。
実はこの指揮官、開幕前は広島を一番のライバルと見ていた。大学の講義で「黒田君がカープに復帰する。球界はもちろん、カープ全体もかなり平熱が上がる。いい沸騰状態で臨んでくる。要注意。強敵です」と熱く語っていた。巨人のチーム関係者がこう言う。