東京五輪へ「ジュニア育成」拡大も…“競技差別”を指摘する声
前出の関係者が言う。
「メダルの可能性が高い競技だけに大金をつぎ込むのはいかがなものか、競技に対する差別ではないかという意見は以前からあった。国内ではマイナーといわれるハンドボールやホッケーなどの他、ウオータースポーツだって海外遠征や合宿に多額の経費がかかる。テコンドーやトライアスロンのように、五輪競技としては歴史が浅い競技もエリートアカデミーに加えて欲しいはずです。あれだけの育成は競技団体だけの力では絶対に無理です」
JOCは、5月にも競技団体向けの説明会を開くそうだが、東京五輪の結果は、間違いなくその後の競技人口に影響する。今回もエリートアカデミーの対象外となった競技からは大反発が出るのは必至だろう。