原監督の一言がアダ…巨人投手陣は敵主軸打者にコテンパン

公開日: 更新日:

「DeNAの分析? 新戦力とかデータがまだ出ていない。揃ってくるのは6、7月になる。まあ、そのあたりからだろうね」

 あるチーム関係者が言う。

「今季から楽天に移籍した橋上コーチの主導で、数年前は低めの変化球を見極めるために『見逃し三振OK』なんて画期的なルールをチーム単位で決めたことがあった。でも、数字にがんじがらめになったことが昨季の貧打の一因ではないかと考えた原監督が、今季はそれほどデータに重きを置かなくなった。それより、感性とか野性で勝負しろというのです。バッテリーは秦コーチが試合前に配球面などのミーティングを行っているけど、監督が言う『6、7月』まではデータに固執しないという方針があるだけに、配球などで徹底できないところが出てきてしまう。中軸に打たれている一因かもしれません」

 巨人は昨季のちょうどこの時期、一軍コーチの「配置転換」を行っている。それまでの吉原バッテリーコーチが外れ、村田打撃コーチがバッテリーコーチの役割を兼任するというもの。チーム状況が悪く、業を煮やした原監督が交流戦開幕のタイミングでカンフル剤を打ったのだ。打てない打線ばかりがクローズアップされるが、こんな前例があるだけに、担当コーチは戦々恐々だろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…