原監督の一言がアダ…巨人投手陣は敵主軸打者にコテンパン

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「DeNAの分析? 新戦力とかデータがまだ出ていない。揃ってくるのは6、7月になる。まあ、そのあたりからだろうね」

 あるチーム関係者が言う。

「今季から楽天に移籍した橋上コーチの主導で、数年前は低めの変化球を見極めるために『見逃し三振OK』なんて画期的なルールをチーム単位で決めたことがあった。でも、数字にがんじがらめになったことが昨季の貧打の一因ではないかと考えた原監督が、今季はそれほどデータに重きを置かなくなった。それより、感性とか野性で勝負しろというのです。バッテリーは秦コーチが試合前に配球面などのミーティングを行っているけど、監督が言う『6、7月』まではデータに固執しないという方針があるだけに、配球などで徹底できないところが出てきてしまう。中軸に打たれている一因かもしれません」

 巨人は昨季のちょうどこの時期、一軍コーチの「配置転換」を行っている。それまでの吉原バッテリーコーチが外れ、村田打撃コーチがバッテリーコーチの役割を兼任するというもの。チーム状況が悪く、業を煮やした原監督が交流戦開幕のタイミングでカンフル剤を打ったのだ。打てない打線ばかりがクローズアップされるが、こんな前例があるだけに、担当コーチは戦々恐々だろう。

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