「当面は指名打者」 西武袴田コーチに聞いた森友哉の育成方針
「今の森は捕手より、打撃でチームの力になってくれています。打線に欠かせない存在ですから。その中で、いろいろと一軍での経験を積んでくれればいいわけです。捕手としてはまだまだですから」
――「捕手としてまだまだ」なのは具体的にどのあたりなのでしょうか? リード面や単調な配球ですか? それとも、ワンバウンドの処理などキャッチングの問題ですか?
「プロ入り直後に比べれば、森のリードや捕手としての守備力は上がっています。でも、物足りないというか。投手からの信頼もまだまだですし」
――バッテリーを組む投手から、「組みたくない」という声が上がっているのですか?
「そういうことではありません。投手と捕手はお互いを理解し、息を合わせてゲームをつくらないといけない。そのためには、投手の信頼というのが大きい。その点が森にはまだまだということです」
■チームは打撃力を生かさないと
――昨年の二軍戦で森がマスクをかぶった際には、リード面の不安からか、投手側からサインを出し続けていたという話も聞いています。「投手の信頼」というのはそのあたりですか?