「当面は指名打者」 西武袴田コーチに聞いた森友哉の育成方針
西武はなぜ2年目の森友哉(19)を捕手として起用しないのか。「将来の正捕手」として13年ドラフト1位で獲得しながら、指名打者での起用ばかり。敵地の交流戦では外野で使う可能性がある。打力がずばぬけているのは周知の通り。課題のリードやキャッチングにしても、実戦で経験を積むのが何よりの早道だ。首脳陣はなぜ森を捕手として教育しようとしないのか、20日の試合前、袴田英利ヘッド兼バッテリーコーチ(59)に聞いた。
――ちょっといいですか?
「どうしました?」
――将来の正捕手として期待する森になぜ、マスクをかぶらせないのでしょう?
「チームの状態がいいですし、森も打撃が好調。それに今は、銀仁朗(炭谷)が投手陣をうまく引っ張ってくれています。それがチームの安定を生んでいる。そういう状況で、無理に森を守らせる必要はないでしょう。森は日々の練習で上達しているとはいえ、まだ経験不足。もっと経験を積んでからでいいという判断です」
――「経験不足」は実戦でしか補えないと思いますが?