楽天には“厄日”だった? 延長戦で目玉の「花火大会」が中止に
楽天が球団初の試みとなる平日の16時開始に踏み切った21日の日本ハム戦。なんだか不可解な時間だが2つの理由があった。ひとつは翌日からの西武戦に備えて、当日中に東京に移動できるため。そしてもうひとつが試合後の花火大会だ。「第1回楽天イーグルス花火大会」と銘打ち、ゲーム終了後は2000発の花火が球場の夜空を彩る予定だった。
が、予定通りにいかないのが野球というもの。楽天と日本ハムは一進一退の攻防を繰り広げ、いつしか試合は延長戦に突入。そうこうしている間に午後9時を回ってしまい、試合以上の目玉でもあった花火大会は中止となった。というのも仙台市の条例によって、午後9時以降の花火が禁止されているからだ。
こうなってはせめて勝たないと格好がつかない楽天。延長十一回に1点を勝ち越されるも、直後に牧田の犠飛で同点に追いつくなど意地を見せた。
しかし、延長十二回に一挙4点を失うと、野手も力が尽きたのか最後の攻撃は3者凡退。終わってみれば今季最長、パ歴代4位の5時間37分のロングゲームの上、イベントは開催できずに試合にも負けた。当然、移動も翌日に変更だ。
試みがすべてパー……踏んだり蹴ったり、まさに厄日という一日だった。