強行出場決断のベイ筒香に「選手生命に関わる」と専門家警鐘
代打や指名打者として打撃に専念する場合でも、状況によってはケガが悪化する恐れもある。
「スイングする際に患部が全く影響がない箇所であれば、きつくテーピングで固めて打つことは可能といえば可能。ただ、それも故障から1週間ほど経ってからでしょう。軽いジョギングもできないような状態なら、打てば全く走らないわけにはいかないですし、プレーでかかる負荷を考えれば代打でも指名打者でも出場は避けるべきでしょう。過去、筋損傷になって3~4日で無理をして打ったり走ったりをした結果、出血が増えて損傷が大きく広がった選手も少なくない。筒香選手は若くて回復は早いだろうし、本人もチームを離れたくない気持ちがあるのかもしれませんが、野球選手にとって太ももは選手生命にかかわる箇所。故障間もない初期の段階で、後遺症が残らないよう治療することをおすすめしたいです」(前出の杉本氏)
交流戦初戦は3-10で敗れたが、筒香を欠く打線は10安打を放った。代役4番のロペスが3打数2安打1打点。長いシーズンを考えれば、治療に専念させるのが得策ではないか。