東京五輪「国立競技場騒動」 IOCバッハ会長が苦言の“本音”

公開日: 更新日:

 バッハ会長がいら立っているのは、東京五輪の汚点は自分のマイナス点になるからだろう。IOC会長の任期は1期目が8年。20年東京五輪は13年就任のバッハ会長が最高責任者となる。何事もなく終われば2期目(4年間)が約束されるといっても過言ではない。

 バッハ会長が国立競技場の問題に口出しするのは、18年の冬季平昌五輪の競技場設営が遅れていることもあるのだろう。平昌五輪はスポンサーが集まらず、既存の会場も五輪施設としては「不合格」ばかり。韓国内でも「成功するわけがない」と諦めに似た空気が漂っている。その上、東京までメーン会場が間に合わないとなれば、手綱を締められなかったバッハ会長も責任を問われかねない。

 IOCのボスが何と言おうと、税金を使う以上は納得のいくまで細部を詰めるべきだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も