嶋も骨折で楽天は“野戦病院” デーブ監督「現役復帰」あるか
「本当に今いるメンバーでやっていくしかない」
楽天の大久保監督(48)が力なく言った。
17日に正捕手嶋の左第7肋骨骨折が判明。13日の中日戦でファウルボールがわき腹に直撃し、当初は打撲と思われていた。それがまさかの骨折で、全治4~6週間だ。ただでさえ、2番手捕手の伊志嶺が12日に右足内転筋部分断裂で離脱。支配下の捕手は12球団最少の5人だっただけに、3番手以下の小関、小山に加え、慌てて高卒3年目の下妻を昇格させたほどだ。二軍にはもう昨オフに育成契約したベネズエラ人のセゴビアしかいない。
ケガ人が捕手だけならまだ救いようもあったが、すでに主力の銀次が左足のケガで前半戦絶望。右手有鉤骨骨折を手術した枡田は全治2~3カ月と診断された。どこもかしこもケガ人だらけ、野戦病院と化している。
「ウチは全員野球だから、(ケガ人が)戻ってくるまで頑張るしかない」
と話した大久保監督。これ以上、捕手がケガするようならば、現役復帰も視野に入れるべきかもしれない。