デーブ監督ホクホク 巨人ポレダを沈めた楽天の“機動破壊”

公開日: 更新日:

 足に沈んだ。

 29日の楽天戦に先発した巨人のアーロン・ポレダ(28)のことである。198センチ左腕のこの日の最速は154キロ。直球のほとんどが150キロを超え、「調子自体は悪くなかった」(ポレダ)。

 それが、2-1の四回に暗転した。楽天にダブルスチールを含む4盗塁を決められると、走者を気にして甘いコースを痛打される悪循環。盗塁がいずれも失点につながった。これでリズムを崩し、六回にはボークを犯して苛立つ場面も。6回5失点で2敗目を喫し、「四回2死から抑えきれなかった投球が悔やまれる」とうなだれた。自身の連勝も5で止まった。

 菅野、杉内、高木勇と形成する先発4本柱の一角。この試合の前までリーグ2位タイの5勝(1敗)と好調だった。セの各打者は「でかい。速い。左。あんなの打てない」と白旗を揚げていた。

 しかし、キャンプ、オープン戦と、セットポジションと走者が出てからのクイックが課題だった。本人は牽制のバリエーションを増やすなど、対策を講じていたものの、この日のように徹底的に揺さぶられたことはなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…