「故障を利用」の声も 県岐阜商・高橋純平にスカウト疑心暗鬼
「肩か肘か、それとも下半身か……おそらく故障でしょうね」と、在京球団のあるスカウトがこう続ける。
「初戦と違って、最後はどっちに転んでもおかしくない試合展開です。これでもし、エースが単に不調とかフォームのバランスを崩しているという理由で投げずに試合に負けようものなら、小川監督はOB会や周囲からつるし上げられますよ。県岐商は昨秋、創立110周年を迎えた伝統校ですからね」
■プロ球団が“籠絡”か
本人が次の4回戦(19日)は投げたいと言っている以上、重症ではないにしろ、どこかに異常をきたしているのは間違いない。
「問題は高橋の故障を利用しているプロ球団があるかもしれないことですよ」と別の在京球団の編成担当がこう言った。
「高橋は現時点で、複数球団の1位指名が確実視されています。最大で6球団になるという見方もあるほどです。仮に故障が明らかになったところで、単独で獲得するのはほぼ不可能でしょう。しかし、例えば肩、肘に不安があるとなれば、競合球団を6から3、5から2に減らすことはできますからね。高橋の故障を把握する球団が、進路に影響力をもつ人に『ウチは不安があっても1位でいく。その代わり、くれぐれも無理はさせないで欲しい。これ以上、悪化したら1位は保証できなくなる』と持ち掛けてる可能性はあります」