人気選手辞退で盛り上がらず…米球宴視聴率が史上最低更新
ア・リーグが連勝を3に伸ばした米オールスター(シンシナティ)。先頭打者弾を放ったエンゼルスのマイク・トラウト外野手(23)が史上初めて2年連続でMVPを受賞するなど、話題は尽きなかったが、ファンの関心はイマイチだった。
オールスターを中継したFOXによると、視聴率は6.6%で12年の6.8%を下回り、史上最低記録を更新した。
13年は歴代最多の652セーブを挙げたマリアーノ・リベラ、14年にはニューヨークの貴公子といわれたデレク・ジーター(ともにヤンキース)と2人のスター選手が引退前に出場した最後の球宴だったため、視聴率は回復していた。
今回のオールスターはマーリンズ・スタントン、カージナルス・ホリデーの両外野手らがファン投票で選出されながら故障で辞退。全米でも一、二を争う人気チームであるヤンキース、レッドソックスからの選出が少なく、ファンの関心は低かったとみられる。雨のため試合開始が1時間以上、遅れたことも響いたようだ。
なお、来年の球宴はパドレスの本拠地サンディエゴの「ペトコパーク」で行われる。