巨人に吉田・小笠原「W獲り構想」も…東海大相模に“鉄の掟”
どういうことか。東海大相模の関係者が説明してくれた。
「現段階で吉田は東海大進学が濃厚となっています。東海大相模は毎年、主力選手の3、4人を東海大へ、さらに3、4人を系列の国際武道大へ進学させる決まりというか“掟”がある。仮に2人ともプロ志望なら、プロ側の評価が高い方が優先され、もうひとりはほぼ自動的に東海大へ進むことになる。付属高校でもあるので2人ともプロ入りということはまずない。小笠原はバリバリの『1位候補』で、吉田は外れ1位以下の『上位候補』という位置付け。昨年もドラフト候補投手が2人在籍していたが、背番号1のエースの方は東海大。もうひとりはプロ志望届を出したものの、中日の育成指名を拒否して社会人へ進んだ経緯があります」
巨人は12日のDeNA戦で内海哲也(33)が六回途中4失点で今季初勝利。本人が「遅過ぎでしょ」と言ったように、もう106試合目である。同じ左腕の杉内は故障で離脱中。次世代の左腕獲得が急務な状況となっている。
巨人が密かに狙った「151キロ両腕のダブル取り」が実現不可能なら、今後は「小笠原1位指名」を中心としたドラフト戦略になりそうだ。