往年の“怪物”とも比較 清宮の打撃をスカウトはどう見たか
別の球団のベテランスカウトによれば、「東海大甲府戦(15日)の本塁打にしても、芯でとらえればあれくらいの飛距離は出て当然。それより何より対戦する投手のレベルがヒド過ぎる。130キロちょっとで、打ちごろのボールが甘いコースに来れば打って当たり前。清宮だけがとらえているならともかく、それ以外の早実の打者までボカスカ打ってるじゃないですか」。
このスカウトはこう続ける。
「タイプとしてはかつての掛布(阪神)。ヘッドの使い方が似ている。けど、掛布は習志野高時代から徹底して鍛えられ体の強さがあった。清宮がはたして、あと1、2年のうちに劇的に変わるのかどうか。これまでの例では変わらない選手の方が圧倒的に多いですからね」
まだ1年の清宮が、「圧倒的に多い」という前例を覆せるだろうか。