オリ岩崎語る 東海大相模・門馬監督“理不尽ノルマ”の真意

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 夏の甲子園準決勝で関東一(東東京)を10対3と下し5年ぶりの決勝進出を果たした東海大相模(神奈川)は、横浜と並ぶ神奈川屈指の強豪校。練習の厳しさもさることながら、オリックスの内野手・岩崎恭平(29)が「練習よりつらかった」と苦笑いを浮かべながら語ってくれたのが、「練習試合でのノルマ」だった。

「他の世代で行われていたかは不明ですが、少なくとも僕らの時代には監督(門馬監督)が、練習試合の途中で突如、ベンチ入りの選手全員にノルマを課していた。例えば、10-0で勝っていても六回ぐらいに監督がボソッと『これからの3イニングであと5点取れ』とか、『次の回だけで3点取れ』という指示を出すわけです。せっかく大量リードしても、この一言でベンチが凍りつく。当時はいつ指示が出るかわからなかったので本当に嫌でしたね」

 監督の指示は絶対。ノルマが達成できなければ、たとえ試合に圧勝しても「罰」を受けた。それが「相模名物」ともいわれる「ポール間ダッシュ」だという。

■公式戦ではノビノビとプレー

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